環境展
6月16日から20日までの五日間、天理市文化センター1階の展示ホールで開催されました。
今回の環境展には、市内の小中学校、高校、大学、事業所、市民団体など、全部で34団体が参加し、それぞれが趣向をこらした展示が行われました。
会場の入り口正面には、天理教営繕部の皆様による、布留川をイメージした小川のジオラマが目を引きました。小川には水が流れ、水辺の植物が植えられ、本物の小川が実現したようでした。
会場内に作られた小川 展示のようす
各展示ブースでは、それぞれが趣向をこらし、日頃の活動の紹介がわかりやすく紹介されていました。また、実演、体験コーナーもあり、訪れた子どもたちも興味深くのぞいたり、感心したりしていました。
環境展は今まで何回か行ってきましたが、それぞれに特徴がみられ、また少しずつ変化してきました。環境問題に取り組む市民や団体は確実に増えていっていることは頼もしいことです。
シンポジウム
「布留里の夢を語る 〜ホタルが舞うまちづくり〜」
平成16年6月20日(日)の午後1時から、「天理環境フォーラム2004」5日間の最後の企画パネル討論が、「布留里の夢を語る 〜ホタルが舞うまちづくり〜」というテーマで行われました。参加者は75名と少なかったのは残念でしたが、熱心な討論が行われました。
「環境市民ネットワーク天理」事務局長中島欣成氏のコーディネートにより5名のパネラーが、それぞれの立場で日頃の活動や仕事などを通して思う夢を語り合いました。お話のポイントを紹介します。
○福井常夫氏(天理市助役)
少年時代、ギンヤンマなどを追いかけた経験をもとに、豊かな自然の中で生活することの喜び、行政の面からみた環境対策の重要性を話されました。
○吉岡溥氏(天理市教育委員会教育長)
天理市内の小中学校で取り組んでいる環境教育のようすや「天理っ子」育成について、また「美しいもの崇高なものを見て育つ子どもたち」について話されました。
○荒木一義氏(奈良県生活環境部長)
県が進めているさまざまな環境政策について、主に河川環境の改善に向けた取り組みを例にあげながら話されました。
○朝廣佳子氏(「なら燈花会の会」会長)
1999年から始められた奈良公園での「燈花会」について、苦労話を交えながら立ち上げの過程を、また「奈良が好きになる」人が増えるようにという話をされました。
○久保田有氏(NACS-J自然観察指導員)
「環境市民ネットワーク天理」で取り組んできたことや今できそうな環境の改善策について話されました。特に、天理市内の街路樹や小川のせせらぎの復活について具体的な提言をされました。
熱のこもった2時間半の討論は、あっという間に終わったように感じられました。この討論でいろんな立場から提言されたこと、また会場からの参加者の声を、ぜひ、これからの天理市における環境施策に生かして欲しいと思います。古代「布留の里」と呼ばれたが天理の町が、未来の子どもたちに豊かな自然を遺すことができるよう。