『水源の森づくり -仁興川源流に木を植えよう-』

 2003年3月23日(日)天理市民の水源、仁興川源流の山あいで、ナラやクヌギなどの植樹を行いました。その後、
山歩き、また、どんぐりの話(伊藤ふくお氏)などを聞き、自然の中で、楽しい一時を過ごしました。
 今後、年に1〜2回は、観察・手入れに行く予定にしています。

     「木の子村」の野小屋にて

◇水源の森の地ごしらえ

今回の植樹の話が出たのは、1年前の総会の時でした。仁興の乾さんに相談したところ、数年前の台風の被害を
受けた山を、こころよく提供していただく事になりました。また、「グリーンボランティアならクラブ」の石野会長にも協
力をお願いし、奈良県緑化推進委員会にも働きかけ、緑の募金から支出される助成金も決まりました。
 さて、現場の地ごしらえですが、3日の予定で計画を組みましたが、最終的には4日間、のべ60名余りで準備し
ました。急斜面と雨や積雪の中での風倒木の処理は、危険を伴い、ボランティアの皆さん(シルバーの方が中心)
には大変なご苦労を頂きました。
 植樹の基本方針は、できるだけ現状のスギ・ヒノキや雑木を残し、付近のアカマツ・クロマツ・コナラなどを補植、
スギ・ヒノキ・広葉樹の混交林への誘導を目指しています。
 今回の事業を通して、人のつながり(ネットワーク)・助け合い、行政のサービスを求めるだけでなく、地域住民(
市民)が主体的に行動する事の大切さ実感しました。『水源の森作り』は、始まったばかりです。『森作り』を通して『
人の心作り』もしていきたいものです。 (H.K記)
      「グリーンボランティアならクラブ」

◇ 水源の森で  植樹・どんぐり・豚汁…

 3月23日(日)、幸いにも暖かいいいお天気に恵まれた。夫婦、親子連れも含め、参加者は総勢25名。9時30
分、天理市役所駐車場に集合。バス、乗用車で出発。旧25号線を東に向かい、天理ダムを右折、藤井町を経て、
笠荒神近くの「木の子村」の野小屋に到着。木の子村の川波さんのあいさつの後、現場へ。里山へ分け入ること1
5分。今回、植林場所を提供してくださった乾嘉一さんの説明を受け、早速作業開始。北側に面した斜面に、クワ・
スコップを手にコナラ・アカマツ・クヌギなどの苗木を植えていった。
 辺り一帯は、平成10年の台風7号により、たくさんの杉などがなぎ倒されている。この日のために、木の子村や
グリーンボランティアならクラブの方達が何度も入山して風倒木を伐採、整理してくださっており、植える木もこの辺
に生えているものがよいと選んで用意されていたものだ。
 奈良新聞の記者が取材にきていて、その様子は翌日の紙面を飾った。
 植樹作業後、乾さんの案内で付近の山を歩いた。沢にはフキノトウが芽を出し、里より遅い春を告げていた。見晴
らしのきく所に立って乾さん曰く「こうして山奥まで道がついて便利にはなったが、谷あいに粗大ごみを捨てに来る
輩もふえた。現代人は生活の入口から出口まで完結させて生きられなくなったようだ…」聞いて、同感、残念の思
いしきり。
 途中、ネジノキの根元にとりついている「冬中夏草」(アリの体から芽が出ている)も教えてもらい、皆は順にはい
つくばって虫めがねで観察した。
 野小屋にもどって昼食。準備していただいた熱い豚汁のおいしかったこと。
 この後、昆虫写真家の伊藤ふくおさんからドングリの話を聞く。食べられるドングリの炒ったものをいただいた。詳
しくは近著「ドングリの図鑑(とんぼ出版2800円)に。
 シイタケの植菌の体験もした。記念撮影後、乾さんや川波さんにお礼を申し上げて車に乗り、現地を後にした。
 植えた木々はこれに参加した子どもと同じである。しっかり根付いて生長してくれることを願うばかりである。どう
か、山を生きかえらせ清流を守ってくれますように。
 御協力、御参加くださった皆さんに多謝。 (S.H記)

      コナラ・アカマツ・クヌギなどの苗木を植樹

主催:環境市民ネットワーク天理、木の子村
後援:天理市・天理市教育委員会


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